- バナー広告のサイズを正しく理解すべき理由
- Google・Yahoo!ディスプレイ広告の推奨バナーサイズ
- SNS広告の推奨バナーサイズ
- レスポンシブ広告とイメージ広告の違いと使い分け
- バナー制作前に確認すべき入稿規定と注意点
Web広告を初めて出稿する際、バナーのサイズ選びで迷う方は少なくありません。サイズが規定と合っていなければ審査を通過できず、デバイスや媒体によって最適なサイズも異なります。本記事では、Google・Yahoo!のディスプレイ広告からSNS広告まで、媒体別の推奨バナーサイズと制作時の注意点をまとめています。初めての出稿で何から準備すればよいか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
バナー広告のサイズを正しく理解すべき理由
サイズが合わないと審査に通らない
バナー広告を出稿する際、各媒体には定められたサイズ規定があります。規定外のサイズで制作した画像は、そもそも入稿自体ができないか、審査で弾かれてしまいます。「デザインを作り終えてから規定と合っていないことに気づいた」というケースは初出稿では珍しくないため、制作前にサイズを把握しておくことが時間とコストの節約につながります。
媒体・デバイスによって最適なサイズが異なる
Google・Yahoo!のディスプレイ広告とSNS広告では、使用できるサイズが異なります。さらに同じ媒体でも、PCとスマートフォンで対応サイズが変わるケースがほとんどです。たとえばGoogleディスプレイ広告(GDN)では、PCでは728×90pxのビッグバナーが使えますが、スマートフォンでは使用できません。出稿先と配信デバイスを事前に整理した上で、必要なサイズを洗い出すことが重要です。
掲載場所によって表示効果が変わる
バナーのサイズは、Webサイト上のどこに表示されるかに直結します。サイドバーに表示される300×250px、ページ上部や下部に配置される728×90px、縦長で視認性の高い300×600pxなど、掲載位置によって適切なサイズは異なります。サイズを理解することは、単なる規定への対応にとどまらず、広告効果を最大化するための判断材料にもなります。
まずは「優先サイズ」を押さえることが近道
すべてのサイズを網羅しようとすると制作コストが膨らみます。初めて出稿する場合は、GDNとYDA(Yahoo!ディスプレイ広告)の両方で使える300×250pxを筆頭に、優先度の高いサイズから順番に準備するのが現実的です。本記事では媒体ごとの推奨サイズを整理しているので、何から作るべきか迷ったときの参考にしてください。
Google・Yahoo!ディスプレイ広告の推奨バナーサイズ
GDN・YDA共通で使える基本サイズ
Google広告(GDN)とYahoo!広告(YDA)の両方に対応している最重要サイズが300×250pxのレクタングル(中)です。PCでもスマートフォンでも使用でき、サイドバーへの掲載に適しています。初めての出稿では、まずこのサイズを用意することを優先してください。
もう一つ共通で使えるサイズとして336×280pxのレクタングル(大)があります。コンテンツの記事内などに差し込まれることが多く、300×250pxと合わせて準備しておくと配信できる枠が広がります。
PC向けの主要バナーサイズ
PC向けでよく使われるサイズとして、728×90pxのビッグバナーがあります。ページ上部や下部のコンテンツの切れ目に配置されることが多く、横長の視認性の高い広告フォーマットです。GDNとYDA両方に対応しています。
縦長フォーマットとして160×600pxのスカイスクレイパーも広く使われており、GDN・YDAどちらでも利用可能です。また、300×600pxのハーフページはGDNのみ対応で、サイドバーに大きく表示されるため、ブランド認知を目的とした出稿に向いています。
スマートフォン向けの主要バナーサイズ
スマートフォン向けでは320×50pxと320×100pxの2サイズが主流で、どちらもGDN・YDA両方に対応しています。画面下部に固定表示されるオーバーレイ形式で使われることも多く、モバイルユーザーへのリーチに有効です。ただし、誤タップを誘発しやすい側面もあるため、配信状況は定期的に確認することをおすすめします。
ファイル形式と容量の基本ルール
GDNはJPG・PNG・GIF・SVGに対応しており、ファイルサイズの上限は150KBです。YDAはJPG・PNG・GIFに対応し、上限は3MBと余裕がありますが、GDNと同時運用する場合は150KB以内に収めて制作するのが効率的です。
SNS広告の推奨バナーサイズ
SNS広告に共通するアスペクト比
SNS広告のバナーサイズは、ピクセル数ではなくアスペクト比(縦横比)で管理されることが多いのが特徴です。主要なSNS広告のほぼすべてで使用できる比率が「1.91:1」と「1:1」の2つです。まずこの2種類のアスペクト比を押さえておけば、複数媒体への展開がスムーズになります。
Meta広告(Facebook・Instagram)
1.91:1比率では1,200×628px、1:1では1,080×1,080pxが推奨サイズです。ストーリーズへの掲載を想定する場合は9:16比率の1,080×1,920pxも必要になります。ファイル形式はJPG・PNG、ファイルサイズは最大30MBです。また、画像内のテキスト量が多いと広告のパフォーマンスが下がる傾向があるとMeta社が説明しており、テキストは画像全体の20%以内に収めることが推奨されています。
X広告(旧Twitter広告)
1.91:1比率では800×418px、1:1では800×800pxが推奨サイズです。ファイル形式はJPG・PNG、ファイルサイズの上限は5MBです。他のSNS広告と比べてファイルサイズの上限が小さいため、画質を保ちながら容量を圧縮することを意識して制作してください。
LINE広告
1.91:1比率では1,200×628px、3:2比率では600×400pxが使用できます。1:1比率の1,080×1,080pxにも対応しています。ファイル形式はJPG・PNG、ファイルサイズの上限は5MBです。
TikTok広告
TikTok広告はスマートフォンの縦画面に最適化されており、9:16比率(推奨720×1,280px)が基本フォーマットです。静止画バナーの場合はJPG・PNG形式、ファイルサイズは500KB以内が推奨されています。縦型フォーマットに合わせたデザインが求められるため、他媒体のバナーを流用するのは難しく、TikTok専用で制作するのが基本です。
レスポンシブ広告とイメージ広告の違いと使い分け
イメージ広告とは
イメージ広告とは、制作した画像をそのままの形で配信する広告フォーマットです。サイズごとに画像を用意する必要があり、指定されたサイズの広告枠にのみ表示されます。デザインや見た目を完全にコントロールできるため、ブランドイメージを重視したクリエイティブを届けたい場合に適しています。一方で、サイズ違いの画像を複数用意する手間がかかる点がデメリットです。
レスポンシブ広告とは
レスポンシブ広告とは、複数の画像やテキストを入稿すると、媒体の機械学習が自動で組み合わせて広告枠に最適な形で配信してくれるフォーマットです。様々なサイズの広告枠に対応できるため、イメージ広告に比べてリーチできる枠が大幅に広がります。GDNでは「レスポンシブディスプレイ広告」と呼ばれており、現在のディスプレイ広告の主流となっています。
必要な画像は横長(1.91:1)とスクエア(1:1)の2種類が基本で、イメージ広告ほど多くのサイズを用意する必要がありません。ただし、画像の組み合わせや表示サイズは媒体側が自動で決定するため、デザインを細かく制御することはできません。また、GDNのレスポンシブ広告では画像内のテキストが20%を超えると使用できない点にも注意が必要です。
初出稿はどちらから始めるべきか
初めてディスプレイ広告を出稿する場合は、レスポンシブ広告から始めるのがおすすめです。用意する画像の種類が少なく、幅広い広告枠に配信されるため、少ない工数で効果を検証しやすいからです。
一方、ブランドの世界観を崩したくない場合や、特定の広告枠を狙って配信したい場合はイメージ広告が有効です。理想的には両方を併用し、レスポンシブ広告でリーチを広げながら、イメージ広告で見せ方をコントロールするという使い方が効果的です。
バナー制作前に確認すべき入稿規定と注意点
ファイル形式は制作前に確認する
媒体によって対応しているファイル形式が異なります。GDNはJPG・PNG・GIF・SVGに対応していますが、YDAはSVGが使用できません。SNS広告ではGIFアニメーションが使えない媒体もあります。制作後にファイル形式が対応していないことに気づくと作り直しになるため、出稿先の対応形式を事前に確認した上でデザインツールや書き出し形式を選びましょう。
ファイルサイズの上限を超えないようにする
GDNの上限は150KB、YDAは3MB、Meta広告は30MBと、媒体によって上限が大きく異なります。複数媒体に同じ画像を使い回す場合は、最も厳しい上限であるGDNの150KBに合わせて制作しておくと効率的です。画質を保ちながら容量を抑えるには、JPG形式での書き出しやオンラインの圧縮ツールの活用が有効です。
画像内のテキスト量に注意する
GDNのレスポンシブ広告とMeta広告では、画像内に占めるテキストの割合に制限があります。GDNでは20%以上のテキストが含まれる画像は使用不可、Meta広告でもテキスト量が多いと広告パフォーマンスが低下する傾向があるとされています。キャッチコピーや価格訴求のテキストを画像内に入れたい場合は、全体のレイアウトバランスを意識して制作してください。
アニメーション広告には媒体ごとのルールがある
GIFアニメーションなどの動きのある広告を使う場合は特に注意が必要です。GDNではアニメーションの再生時間が30秒以内に制限されており、レスポンシブ広告ではアニメーション画像自体が使用できません。YDAでは背景の透過画像やPNG形式のアニメーション画像が使用不可です。アニメーションバナーを検討している場合は、出稿先のルールを必ず事前に確認してください。
初出稿で最低限用意すべきバナーサイズまとめ
ディスプレイ広告で最初に用意すべきサイズ
GDNとYDAのディスプレイ広告で最優先で用意すべきサイズは300×250pxです。PC・スマートフォンの両方に対応しており、GDN・YDA共通で使えるため、このサイズだけでも配信を始めることができます。
次に優先したいのが、スマートフォン向けの320×50pxと320×100pxです。モバイルユーザーへのリーチを広げるために早めに用意しておきましょう。PC向けにはGDN・YDA共通で使える728×90pxを追加することで、配信できる枠がさらに広がります。Googleが推奨する「300×250・728×90・160×600・320×50・300×600」の5サイズを揃えると、GDNで利用可能なプレースメントの95%以上をカバーできるとされています。
レスポンシブ広告で出稿する場合は、横長(1,200×628px)とスクエア(1,080×1,080px)の2種類の画像を用意するだけで配信を開始できます。まずレスポンシブ広告で効果を検証しながら、徐々にイメージ広告用のサイズを拡充していくのが現実的な進め方です。
SNS広告で最初に用意すべきサイズ
SNS広告では、1.91:1比率の1,200×628pxと1:1比率の1,080×1,080pxの2種類を用意しておくと、Meta広告・X広告・LINE広告のすべてに対応できます。まずこの2サイズを制作し、各媒体の効果を見ながらストーリーズ用の縦型バナー(1,080×1,920px)などを追加していくとよいでしょう。
制作前に出稿先を明確にしてから動く
初めてのバナー広告制作では、どの媒体に出稿するかを先に決めてから必要なサイズを逆算するのが最も効率的です。すべてのサイズを一度に揃えようとせず、出稿媒体の優先サイズから着手することで、無駄なく広告運用をスタートできます。
まとめ
バナー広告を初めて出稿する際は、すべてのサイズを揃えようとせず、まず優先度の高いサイズから着手することが大切です。ディスプレイ広告であれば300×250px、SNS広告であれば1,200×628pxと1,080×1,080pxを最初に用意しておくと、複数媒体への展開がスムーズになります。また、ファイル形式や容量・テキスト量などの入稿規定は制作前に必ず確認しておきましょう。本記事を参考に、効率よくバナー広告の準備を進めてください。
Web広告運用ならカリアドにまるっとお任せ
Web広告運用にお悩みならLP制作からまるっと依頼できるカリアドを一度、ご確認ください。
少額の運用でも、お試しの運用でも問題ございません。
リーズナブルな価格でWeb広告運用に必要な全ての作業を丸投げできます。
気になる方は下記から詳細をご確認ください。

