- 除外キーワードとは?広告費を無駄にしないための基本知識
- 除外キーワードのマッチタイプを正しく理解する
- 除外すべきキーワードの選び方
- Google広告・Yahoo!広告での設定手順
- 除外キーワード運用で失敗しないための注意点
Web広告を出稿する際、除外キーワードの設定は広告費の無駄を防ぐうえで欠かせない作業です。設定が不十分なまま広告を配信すると、自社のサービスに無関係なユーザーへのクリックが発生し続け、気づかないうちに広告費が消耗してしまいます。本記事では、除外キーワードの基本的な仕組みから、マッチタイプの使い分け、具体的な設定手順、運用時の注意点まで、はじめてWeb広告を出稿する方にもわかりやすく解説します。
除外キーワードとは?広告費を無駄にしないための基本知識
除外キーワードの定義
除外キーワードとは、特定の検索語句に対して広告を表示させないよう制御する機能です。リスティング広告では、登録したキーワードに関連する幅広い検索語句に広告が表示されるため、意図しないユーザーにも広告が届いてしまうことがあります。除外キーワードを使うことで、自社の商品やサービスと関係のない検索に対して広告が表示されるのを防げます。
なぜ除外キーワードが必要なのか
広告費は1クリックごとに発生します。自社に無関係なユーザーがクリックしても成果にはつながらず、費用だけが消えていきます。特に近年のGoogle広告はAIによる自動最適化が進んでいるため、想定外の検索語句で広告が表示されるケースが増えており、除外キーワードの設定はより重要性を増しています。
例えば「英会話スクール」の広告を出す場合、「英会話 無料」や「英会話 独学」といった検索でもクリックが発生し得ます。こうした購入・申し込みにつながりにくいキーワードをあらかじめ除外しておくだけで、広告費の消耗を大きく抑えられます。
除外キーワード設定で得られる効果
除外キーワードを適切に設定することで、主に3つの効果が得られます。まず、無駄なクリックが減り広告費の節約につながります。次に、購買意欲の高いユーザーへの配信が増えることでコンバージョン率が向上します。そして広告の関連性が高まることで品質スコアの改善も期待でき、クリック単価の低下にも波及します。はじめてWeb広告を出稿する場合でも、基本的な除外キーワードを最初に設定しておくだけで、費用対効果が大きく変わります。
除外キーワードのマッチタイプを正しく理解する
マッチタイプとは何か
マッチタイプとは、除外キーワードがどの範囲の検索語句に対して機能するかを決める設定です。同じキーワードを除外する場合でも、マッチタイプの選択によって除外される検索語句の範囲が大きく異なります。誤って設定すると、本来届けたいユーザーにも広告が表示されなくなる恐れがあるため、正確な理解が必要です。
3つのマッチタイプの違い
除外キーワードには「インテントマッチ」「フレーズ一致」「完全一致」の3種類があります。
インテントマッチは、除外キーワードに含まれるすべての語句が検索語句に含まれている場合に広告を非表示にします。語順は問わず除外範囲が最も広いタイプです。例えば「テニス シューズ」をインテントマッチで除外すると、「シューズ テニス 安い」のような検索でも広告が表示されなくなります。
フレーズ一致は、除外キーワードと同じ語順でフレーズが含まれる検索語句を除外します。インテントマッチより除外範囲が狭く、語順が異なる場合は除外されません。
完全一致は、検索語句が除外キーワードと完全に一致する場合のみ除外されます。3種類の中で最も除外範囲が狭く、ピンポイントで特定の検索語句だけを除外したいときに使います。
どのマッチタイプを使えばよいか
基本的には完全一致かフレーズ一致の使用が推奨されます。インテントマッチは除外範囲が広すぎるため、本来届けたいユーザーまで除外してしまうリスクがあります。「明らかに無関係」と判断できる語句に限りインテントマッチを使い、それ以外は完全一致やフレーズ一致で絞り込むのが安全な運用です。はじめて設定する場合は、完全一致から始めると過剰除外のリスクを抑えられます。
除外すべきキーワードの選び方
広告配信前に設定すべき定番キーワード
広告を出稿する前の段階でも、業種を問わず除外すべき定番キーワードは存在します。代表的なのは「無料」「格安」「激安」といった価格関連ワード、「やり方」「方法」「とは」といった情報収集目的のワード、「求人」「バイト」「転職」といった採用関連ワードです。これらは購買・申し込みにつながりにくく、配信前にまとめて除外しておくだけで初期の無駄なコストを大幅に抑えられます。また、自社と競合しない同名の別業種ワードや、明らかに無関係な固有名詞なども事前に洗い出しておくと効果的です。
配信後は検索語句レポートで見つける
広告配信を開始したら、定期的に検索語句レポートを確認することが除外キーワード選定の基本です。検索語句レポートとは、実際にユーザーがどんな言葉で検索して広告が表示・クリックされたかを確認できるレポートです。Google広告では管理画面の「分析情報とレポート」から確認できます。
レポートを確認する際は、まずコスト順に並べ替えてコンバージョンが発生していないにもかかわらず費用がかかっている語句を優先的に洗い出します。次にクリック数が多いにもかかわらずコンバージョンがゼロの語句を確認します。この2軸で見ていくと、除外すべき語句を効率よく特定できます。週に1回程度の頻度でチェックする習慣をつけると、無駄な広告費の発生を早期に防げます。
除外すべきか迷ったときの判断基準
競合他社名や「比較」「口コミ」「評判」といったワードは、除外すべきか判断が難しいケースです。これらは購買検討中のユーザーが使う場合もあるため、一律に除外するのではなくコンバージョンデータを見ながら判断することが重要です。迷ったときは「このキーワードで検索するユーザーが自社の顧客になり得るか」を基準に考えると整理しやすくなります。
Google広告・Yahoo!広告での設定手順
設定方法は2種類ある
除外キーワードの設定には「直接登録」と「リストを使った登録」の2つの方法があります。直接登録は特定のキャンペーンや広告グループにだけ除外キーワードを適用したい場合に使います。一方、複数のキャンペーンで共通して除外したいキーワードがある場合は、除外キーワードリストを作成してキャンペーンに紐付ける方法が効率的です。まず自分がどちらのケースに当てはまるかを確認してから設定を進めましょう。
Google広告での設定手順
直接登録する場合は、管理画面左側メニューの「キーワード」から「除外キーワード」を選択し、追加先(キャンペーンまたは広告グループ)を選んで除外したいキーワードをマッチタイプの記号とともに入力して保存します。
リストを使う場合は、右上の「ツールと設定」から「除外キーワードリスト」を開き、リスト名とキーワードを入力して保存します。保存後にリストを選択し「キャンペーンに適用」からキャンペーンへ紐付けて完了です。
Yahoo!広告での設定手順
Yahoo!広告ではGoogle広告の「除外キーワード」に相当する機能が「対象外キーワード」という名称になっています。
直接登録する場合は、管理画面の「キーワード」から「対象外キーワード」を選択し、対象外キーワード作成へ進みます。Google広告と異なり、記号の入力は不要でマッチタイプをプルダウンで選択する形式です。
リストを使う場合は、「ツール」から「対象外キーワードリスト」を開き、リスト名とキーワードを入力して保存します。その後リストを選択し「キャンペーンに設定」で紐付けて完了です。
除外キーワード運用で失敗しないための注意点
除外しすぎると広告効果が落ちる
除外キーワードは多く設定すれば良いというものではありません。過剰に設定すると広告が表示される機会そのものが減り、本来届けるべきユーザーにリーチできなくなります。特に「比較」「口コミ」「評判」などのワードは、購買を検討中のユーザーが使うケースも多く、安易に除外すると有望なユーザーを取りこぼす原因になります。迷ったときは除外せずデータを蓄積し、コンバージョンへの貢献度を確認してから判断するのが基本的な考え方です。
表記ゆれには個別に対応が必要
除外キーワードは登録した語句と完全に一致した場合にのみ機能します。類似パターンへの自動拡張は行われないため、例えば「買取」を除外しても「買い取り」「買取り」は除外されません。完璧に除外したい語句がある場合は、表記ゆれのパターンを個別に登録する必要があります。なお、2024年のアップデートによりスペルミスは自動で除外されるようになりましたが、日本語の表記ゆれには対応していないため注意が必要です。
検索語句レポートを定期的に見直す
除外キーワードは一度設定して終わりではなく、定期的な見直しが欠かせません。ユーザーの検索傾向は時期やトレンドによって変化するため、新たに無駄なクリックを生んでいる語句が出てくることがあります。週に1回程度のペースで検索語句レポートを確認し、除外キーワードの追加・削除を継続的に行うことが、広告費を無駄なく使い続けるための基本的な運用サイクルです。
マッチタイプの設定ミスに注意する
除外キーワードのマッチタイプを誤って設定すると、意図した語句が除外されなかったり、逆に除外範囲が広がりすぎたりします。特にインテントマッチは除外範囲が広いため、慎重に使う必要があります。設定後は検索語句レポートで実際に意図した語句が除外されているかを確認する習慣をつけておくと、設定ミスを早期に発見できます。
まとめ
除外キーワードの設定は、広告費の無駄を削減しコンバージョン率を高めるための基本的かつ重要な施策です。配信前に定番の除外ワードを設定し、配信後は検索語句レポートを定期的に確認しながら継続的に最適化していくことが、費用対効果の改善につながります。設定しすぎによる機会損失や、マッチタイプの誤りにも注意しながら、週1回程度のペースで見直す習慣をつけることが、Web広告を無駄なく運用するための第一歩です。
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